ADHD?と思っても、様々な原因があるようです。

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子育てと特別支援教育

学校から急に呼び出しを受けて、『お子さんが集中できないようです』や『話が聞けないんです』など言われ、病院を進められたり、教育相談を進められたことはありませんか?

あるいは、発達検査を進められたことはありませんか?(発達検査って受けた方がいいの?)

そんな時どうすればいい?障害なの?と悩んでしまいます。

そんな時、どうすればいいか、どのような原因があり、どのように支援すればいいのか考えてみたいと思います。

集中力がない、多動、暴力的になる原因

集中力がない、授業中に歩いてしまう、先生の話が聞けない原因にはいくつかあります。

ADHDなどの発達障害によるもの、ゲームやYoutubeなどを使用しすぎたことによる影響(これについては、Youtubeやゲームを長く見た子どもの様子と、それらの影響で)、滲出性中耳炎による影響、食べ物による影響、体調不良、寝不足など、様々な要因が考えられます。

が、最近、安易にADHDと診断されるケースが珍しくありません。

ここでは、ADHDについて、それらに似た症状を示す環境、要因について考えていきたいと思います。

ADHDとは

勉強中に不注意な間違いをする、活動中に注意を持続することが困難、話を聞いていないように見える、指示に従えず勉強をやり遂げられない、課題を順序立てることが困難、精神的努力が必要な課題を嫌う、必要なものをよくなくす 、外的な刺激によってすぐ気が散る、日々の活動で忘れっぽい

手足をそわそわ動かす、席についていられない、不適切な状況で走り回る、静かに遊べない、じっとしていない、しゃべりすぎる、質問が終わる前に答え始める、順番を待つことが困難、他人を妨害し、邪魔する

などの行動をすること、つまり、不注意と多動によって、生活に困難が生じる状態である場合、ADHDと判断されるようです。

この判断はどのように行われるかというと、病院の医師が問診や観察を行って、いくつかの項目に当てはまるとADHDという診断がでることになります。

DSM-5

そのいくつかの項目を判定するための基準として用いられるのが、DSM-5です。

DSM-5とは、アメリカの精神医学会が作成した「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版」というもので、これを日本で使用していることになります。

が、このDSM-5は、小学生以下での判断には適さないと言われています。『様々な症状があるため、判断することは難しい』ということが、ニュースになったこともありました。

改善させるには?

症状を改善させるには、まず原因を特定することが大切です。

例えば、原因が滲出性中耳炎の場合には、ゆっくり進行しているので、突発性中耳炎のように熱が出たり、痛みがあったりしないので、子どもからの訴えがない場合があります。

ですが、子どもは聞こえにくい状態になっているので、先生の話が聞けないということになります。

この場合には、耳鼻科に行く必要がありますね。

次に、栄養が偏っている場合や、砂糖を取りすぎている場合にも落ち着かなったり、集中しづらくなることがあります。

その場合には、栄養面から食事のバランスを考えたり、お菓子を少なくしたりする必要があります。

そして、様々な要因を考えたうえで、ADHDと診断された場合には、まず環境を整えてあげたり、支持の仕方を簡潔にしたりすることが大切です。

ADHDに対する支援方法

不注意による困難が生じている場合には、ある点を見る練習をしたり、一つ一つ作業が終わるたびに、確認と報告をしたりするようにします。

じっとしていることが難しい場合、アメリカでは、バランスボールに座って学習したり、自転車のペダルのようなものをこぎながら学習したりしているようです。動きながらの方が集中できる場合もあるので、周りの人も理解を示し、一緒に学習していくことが大切なのですね。

暴力的な言葉や、すぐに手が出てしまう場合には、言葉で伝えるなど、望ましい行動を学習するソーシャルスキルトレーニングを行うことが大切です。

まとめ

集中力がない、暴力的だ、など言われた時には、びっくりしますが、子どもの様子をしっかりと見て、どのように対応するのがいいのか、考えていくことがとても大切です。

なかには、病院に行って5分の診断でADHDと診断され、薬の処方をされているケースもあるようです。ヨーロッパでは、薬の副作用などを危惧して、使用を中止していることもあるようです。

子どもそろぞれに個性があるように、ADHDに対する対応方法も子どもに合わせたやり方が必要なようです。

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